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2025年9月6日、中島ゆうきの里においてみかん会議を開きました。 報告:中田美智子

島に渡ると海風が心地よい。けれども日中の仕事はまだ過酷なようで、お話を聞いていて、生産者の皆さんに頭が下がることが多かった。
今年はみかんの表年(果実がたくさん実る年)ではあるが、気候不安定のため、昨年より少し多い程度の量。伊予柑は畑の減少のため量が少なくなる。温州みかん、伊予柑の価格が、資材、燃料などの値上がりのため、20円ずつ値上がりとなる。そのほか例年通り、レモン、はるみ、ポンカン、甘平、せとか、はるか、デコポン、甘夏、カラマンダリンの出荷を予定している。

昨年「みかん狩り」の希望を伝えた時、「ここの木が実るようになれば」と、中島ゆうきの里からそんなに遠くない圃場を見学させていただき、今年も見せていただいた。まだ少ないけれど、みかんの実がなっている木もあり、確実に成長していた。しかしカミキリムシの被害もあった。針金で木の中をつついてカミキリムシを捕まえようとする現場も見せていただいた。一本ずつ丁寧に観察しながらの日常のお世話も想像することができた。
圃場の一角に地元の子どもたち(中島みらいクラブ)のさつまいもの畝があった。健やかに育つ苗が子どもたちの成長と重なって見えた。


軽トラで急な斜面を登っていく。この斜面で仕事!?とまたまた頭が下がる。
伊予柑と甘平の木を見た。伊予柑に接ぎ木された甘平。左のほうに伊予柑が、右のほうに甘平がなっていて、不思議な光景だった。
別の圃場のもっと山の上に樹齢100年のみかんの木々があるという。田村さんが栽培し始めて35年。現在もみかんがなるという。「行きたい!」と切望してしまったが、残念ながら、そんな「やわないでたち」で行ける場所ではない。失礼を反省した。田村さんのご厚意により、写真を撮っていただくことになった。仕事の合間の一手間に感謝です。


樹齢100 年のみかんの木々と田村さん