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ゆうき生協主催、吉田太郎さんの講演会『タネと内臓・腸活の話・・売り渡される食の安全にどう立ち向かうか・・』(2020/2/24 コムズ) 報告(実行委員長:阿部悦子)
吉田太郎さんのお話は、会場いっぱいに集まってくださった人々に、大事なメッセージを伝えてくれた。
誰が何のために、タネを多国籍企業に売り渡そうとしているのか!「お前も悪よ、のう」の越後屋を名指しされた!すごい。
遺伝子組み換え作物によってタネの多様性を失わせ、除草剤のグリホサートによって腸内の善玉菌を滅ぼして、悪玉菌に変え、人は沢山の病気を抱えている。世界中に蔓延る糖尿病、うつ、肥満、アトピー、花粉症、発達障害などは、決して遺伝ばかりでもなく、その人の責任ばかりでもない!その大きな原因は食にあるのだということ。
そして、このような食の乱れに対して、世界はとっくに気づき始めていることも!フランスがその先陣を切り、インドはさらに先を行く。中国はこれからアメリカの遺伝子組み換え作物を拒否して、有機農業を推進するロシアから農産物を買おうとしている。アメリカでさえ有機農業面積を増やしている。この日本だけが、遺伝子組み換え作物(さらにゲノム編集作物)を売りたいアメリカに忖度して、国民の健康を売り渡しているのだ。自給率が40パーセントを切るほど低い我が国では、有機農業面積は、世界に大きく遅れを取っている。
コロナウイルス対策について会場から質問があった。吉田さんは、コロナウイルスでの治験は未だないがと断って、免疫力を高めること、そのためには、腸内に善玉菌を多様に持つことだと。例えば、遺伝子組み換えの飼料を食べさせていない鶏舎では、インフルエンザは流行らないのだと。そう、現在の私たちは、農産物からばかりではなく、牛やブタ、鶏肉からも遺伝子組み換えの影響を受けているのだ。
私も、この4ヶ月間、有機農産物を食べ、遺伝子組み換え関連の食品と除草剤グリホサートを体に入れないことによって、体質改善してきた。私自身の人体実験によって、吉田太郎さんのお話が身に染みたのだった。
ゆうき生協設立以来、愚直なまでにゆうき(有機・勇気)を通してきた我らが生協のあり方が正しかったと証明された講演会だったと言える。仲間を増やしていきたい!