供給品カテゴリー
お料理の名引き立て役であるゴマ。現在国内で流通しているゴマは、99.9%輸入に頼っています。昔は全国どこでも栽培されていましたが、選別の作業が大変なので、国産は、今ではわずか0.1%。工業高校出身の神谷さんは、ゴマ用選別機を自作しました。個人の生産者で唯一ゴマ専門メーカーに洗いゴマを納品できるサプライヤーとして活躍されています。
世界的に有名な産地にトルコがありますが、地中海性気候の瀬戸内は、ゴマの栽培に適しています。神谷さんは、耕作放棄地を利用し、しまなみをゴマの産地にしたいと取り組んでおられます。
房から脱穀後、篩でゴミを取り除き、自作の唐箕で、風で飛ぶゴミと未成熟なものを弾き、その後、ゴマ用色彩選別機でもう一度未成熟果を弾き出し、その後、保存のため冷凍庫に7~10日入れ殺虫処理をし、各工程を通して綺麗になったものを洗浄力の高いナノバブルで洗浄します。こうして何段階も経て選別し、冷蔵庫で低温保存します。
一般的な洗いゴマは、洗浄後熱風乾燥により発芽しないゴマになりますが、神谷さんの洗いゴマは、生きたままの文字通り生ゴマです。