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7月24日(土)、理事さんたちと、今治の丹下さんのニンジン畑を見学しました。畑を透明のシートで覆って、太陽熱で殺菌処理をしているところです。1番の目的は、病原菌の原因となるカビを殺すことですが、善玉菌の納豆菌と酵母菌は生き残るそうです。畝を立てて、自作のスプリンクラーで十分に水やりした後、シートで覆うことによって、水蒸気が良い働きをしてくれます。雑草のタネは発芽したのち、死んでしまいます。それから酵母菌による発酵を促進し、水が上下することで、土の中に空気の層ができて、土を深いところまで柔らかくフカフカにしてくれるのです。炎天下での大変な作業をすませてしまえば、雑草が生えにくく、除草が格段に楽になり、省力化できます。このような省力化がないと、実際のところ、有機農業はなかなか広まらないのかもしれません。
一ヶ月後に、シートを剥がし、ニンジンのたねを蒔きます。
土作りは、ソルゴーを鋤き込み、土壌分析して、足りないミネラルや窒素を補います。
丹下さんは、ニンジンの他にも、ごぼう、サツマイモ、生姜、温州みかん、媛小春を出荷してくださっています。贈答用のバリミカンジュースも現在供給中です。ニンジン畑ののち、サツマイモ、生姜、みかんの畑も見せていただきました。
文責:高安伸子