供給品カテゴリー
ゆうき生協も正会員である「山地酪農を愛する会(山愛会)」の総会が、高知の斉藤牧場で開催され、理事長と事務局長と一緒に出席してきました。
斉藤牧場さんは高知県南国市で、親子2代に渡って山地酪農を実践されている第一人者です。
標高200mの約23haの広大な山地で、23頭の乳牛を大切に育んでいます。
1haあたり2頭までしか飼育しないという、現代酪農では考えられないゆとり飼育!
飼料はほぼ敷地内を埋め尽くす牧草。
急な斜面も平気ですいすい移動して、せっせと牧草を食む。
そして落とされた糞尿が堆肥となり、牧草を育てる。
牛たちは自分たちの食料を自分で育てる、究極のエコロジー酪農✨
糞は鳥がミミズなどを目当てに散らばしてくれていて、いい感じに乾燥し、あちこちに落ちていても全然臭くなかったです。
山愛会の供給する山地酪農牛乳は、ほかの牧場のブレンドなしの100%斉藤牧場産!
そしてゆうき生協は山愛会正会員の中で供給数ナンバー1!
ゆうき生協は斉藤牧場さんの山地酪農を支える大きな要の団体なのです。
総会では高知の「土とくらす」さんや、「中村暮らしをよくする会」さんの方々と一緒に、山愛会の経営報告を受け、今後についての話し合いや意見交換を行いました。
牛と自然主体の山地酪農もやはり牧場メンテナンスのための機械設備は必要で、維持のための高額な機械修理代の支払いが大きな負担になっているそうなので、
8月から乳化調整費を10円値上げすることを決定しました。
「山地酪農を息子たちが継いでいけるよう、何とかしてつなぎたい」という斉藤さん。
総会に参加した私たちも、この山地酪農をつないでいってもらいたいという思いは同じと、値上げを決定しました。
牛と自然が育む斉藤牧場さんの山地酪農牛乳。
これからもこの美味しさと素晴らしさを組合員の皆様に伝え、支えていきたいと思います。
加工開発委員 末光真理子