
供給品カテゴリー
内子・山崎さんのブドウ園を訪問しました。ブドウ狩りでお世話になっていたお父様から引き継いで8年になる山崎公紀さんです。

今のブドウ栽培はジベレリン処理が当たり前、市場に出すには必須条件という状況の中、ジベ処理をせずに、減農薬、ネオニコチノイド系農薬を使わずに栽培してくださっている、本当に稀少な生産者さんです。
(ジベ処理無し、減農薬、ネオニコ系農薬使用無し、がゆうき生協のブドウの条件)
実際にジベ処理したブドウを見せてもらいましたが、勢いが良く実の大きさも1.5倍ほどありました。つまり、処理無しで栽培すると、見栄えと収穫量が落ち、一般には売れないという事。農家にとっては大きなリスクです。
山崎さんは、有機生協に出荷するブドウに限り、ジベ処理無しで栽培してくださり、樹の仕立て方(剪定など)もそれに対応して変えてくださっているそうです。
こういった背景を、私達消費者は知り、その価値を理解する必要があります。
※ジベレリン処理とは、植物ホルモン「ジベレリン」の水溶液に花房を浸し、ブドウを種なしにしたり、果実を肥大させたり、早く成熟させたりする栽培技術のこと

今年は翡翠(ひすい)、キャンベル、ベリーA、巨峰の4品種を出荷してくださいます。以下、ぶどうリレーの選手紹介です♪
①翡翠:7月下~8月上旬 黄緑色の小粒。さっぱりとした上品な甘味とさわやかな風味。黄色っぽくなってから収穫。ちなみにブドウは桃などのように収穫してから追熟することはないそうです。
②キャンベル;8月中旬お盆頃 巨峰より小さめ。ブドウ本来の風味と香り、甘みが強く、程よい酸味。日持ちが良い。樹勢が強く耐病性に優れている。ブドウの樹の寿命は25年くらいだそうですが、30年のキャンベルがたくさん実をつけてくれているそう。
③巨峰:8月下~9月上旬 根強い人気。果肉はしまっていて多汁。甘みが強く酸味はやさしい。 太い木は20年くらい。比較的つくりやすいが、天候により品質が左右されやすい。
④ベリーA:9月上旬 甘くフルーティーな香りと濃厚な甘み、しっかりとした酸味。ベリーAは種なしより、有りの方が格段に美味しく、実が柔らかい!
各種、1回限りの供給となりそうです。熟したタイミングで出荷したいとおっしゃって下さるので、カタログ掲載とは時差が出来るかもしれませんが。お見逃しなく!
ぶどう園に着くと開口一番、「今年は花の咲く時期(5月GW頃)に天気が良かったから豊作になりそう。農薬の散布回数も少なめで済んでます。」と嬉しいお言葉。

3年前の大干ばつで次々と枯れたり、病気で切ったりして植え直しているが、実が成り始めるには5年かかる、たくさん採れるのには15年かかるとのことで、貴重なぶどう達です。
お父様が熱中症で3回目に倒れて救急搬送された時に、早期退職されて引き継いだという公紀さん、昨年12月に脳梗塞をされ、味覚と手先の器用さが落ちたそうですが、手入れのされた美しいブドウ園で生き生きと説明してくださる姿には、淡々としながらも、ぶどうへの熱い情熱が感じられました。来年以降、別品種の出荷提案もしてくださいました。
奥様と二人三脚で、美味しいぶどう作り、がんばってくださいね!!

園地内はブドウに当たらなうよう中腰で
その後、倉庫で肥料の説明をお聞きしたら、こだわりが次々に出てきました。研究熱心なんですね!ブドウの味を見て肥料をいろいろ試しているそうです。オープンにして良いということなので、家庭菜園の参考にもどうぞ(^^♪
〇一年に一回、元肥で米ぬかを全面に振る。堆肥よりも米ぬかを振った方が味が良い。
〇土壌菌を増やすため、5月に「えひめAI-1」(液体)を全面散布。
〇有機JAS認定の肉骨粉由来の肥料はお父様の代から使っていて「これがないとうちのぶどうの味が出ない」と言われていた。3aで5~6袋くらい。
〇農薬散布の際、魚由来の液肥(1000倍に希釈)とにがり(500倍に希釈)を混ぜて、葉面散布する。肉系にプラスして魚系を試してみたら味が濃くなったのでやっている。
〇有機肥料でないと美味しいブドウが出来ない。化学肥料をやったら味が悪かった。
〇窒素が効くのは花が咲くまで。次にリン酸、次にカリが必要。
ブドウは20品種くらいやっているそうです。新しい品種を試すときは、苗を植えて3年たつと一つくらいは実がつくので、味を見て美味しかったら続ける、美味しくなければやめる。肥料で味は変わるが、品種には勝てないそうです。
農畜産委員会 大崎桃子