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加工開発委員会です。
※6月第２週配布のニュース再掲になります。

2020年6月1日

下郷黒豚ぎょうざの原材料ラベルに「調味料（アミノ酸等）」と「乳化剤」が記載されているとの組合員さんからの指摘を受け、先週（5月3週）配布のニュースで報告すると同時に供給を停止し、下郷農協に問い合わせをしました。

5月28日付で下郷農協　総菜工場の担当者より回答がありましたので、ご報告します。以下、下郷農協からの回答文書の一部転載・要約になります。
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• 調味料（アミノ酸等）の表示について
  ラベル変更時の表示ミス。ぎょうざの具材に使用している「しょうゆ」は丸大豆醤油であり、アミノ酸等は使用していない。今後も加工品にアミノ酸等を含んだものを使用することはない。
  
• 乳化剤の表示について
  ぎょうざの皮に「ミュートップR（乳化油脂※注1）」を使用。
  メーカーの表示例では「植物油（一部に小麦・大豆を含む）※添加物表示は不要」となっていたので、旧原材料ラベルには「植物油」として表示していた。

【原因】
今年4月からの栄養成分表示の義務化による原材料ラベル改版作業を行った際に、「資材メーカー任せとなり内容確認を十分に行わなかった事」が今回の表示ミスの原因。

【対策】
今後はフードアドバイザーに適切なアドバイスを受けながら適正な表示を行う。ぎょうざの皮については、今後この原料を使用せずに安定した商品ができるか現在試作中。
この様な事を起こさない様、知識の向上に努力してまいりますので、何卒、ご寛容の程お願い致します。

————–要約ここまで—————–

　調味料（アミノ酸等）は誤表記とのことで一安心ですが、これまで「植物油」として表記されてきたものが、表示義務のない添加物（※注2）とはいえ、ゆうき生協基準では採用していない「乳化剤」であった事実を理事・職員一同重く受け止めています。
　下郷農協は長年にわたり当生協とも関わりの深い生産者団体さんで、当生協の基準を踏まえて乳化剤不使用のアイスクリームを開発してくださった経緯もあり、今回このような報告をしなければならないことを大変残念に思います。
　このような事情により、しばらくの間「下郷黒豚ぎょうざ（OCR450）」の供給を停止します。乳化剤を使用しない皮を現在試作中とのことですので、また追って報告させていただきます。

　組合員の皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

　加工開発委員会　塩川

※注1　「ミュートップR」は、麺類、ぎょうざの皮などの風味向上、付着防止、保湿性向上を目的とした添加物。使用量は小麦粉重量比で0.4～2％。原材料　植物油、醤油、D-ソルビット、乳化剤、酒精。奥野製薬工業株式会社（大阪）製造。下記ホームページより引用：

http://www.sankou-shokai.co.jp/index.php?data=./data/cl12/cl164/）

※注2　「表示免除」添加物
加工助剤、キャリーオーバー、栄養強化剤など、最終食品に残存していない食品添加物や、残存してもその量が少ないため最終食品に効果を発揮せず、期待もされていない食品添加物については、表示が免除される。（以上、消費者庁ホームページ「添加物表示について」より引用）

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/food_additive/pdf/syokuhin496.pdf

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