供給品カテゴリー
7月3日(金)、大洲の楽天農業(株)を訪問しました。旧テレファームさん。大洲だけでなく、静岡と広島にも圃場を持ち、大洲で有機野菜のカットサラダ加工工場と冷凍工場を稼働させています。栽培と加工に携わる従業員はおよそ100名。ゆうき生協とのお付き合いは古く、白菜、キャベツ、ブロッコリー、スティックセニョール、サラダケール、スイカ、安納芋、紫芋を供給してくださっています。いつも作付け会議に来てくださる遠藤さん(代表取締役)と安岡さんにお話を伺いました。
医療に携わり検査技師として農村地域を巡回していた遠藤さんは、高齢化、過疎化が進む農村の現状を目の当たりにしました。若い新規就農者を増やしたい、農村地域を元気にしたい、有機農業を広めたい、という熱い思いが、事業展開の原点にあり、遠藤さんの開拓者精神を突き動かしています。その思いは、ゆうき生協から影響を受け育まれたところも大きいと言います。「新規就農者のプラットホームでありたい」と語っていたのが、印象的でした。新規就農者を育成、支援するために何が必要か、慣行農業から有機農業への転換を可能にするために何が必要か、考えてこられました。
あいにくの雨の中、車で山道をどんどん登って行って、山の上に開ける広大な農地と、ゆうき生協に出荷されるスイカとサツマイモの畑も見せていただきました。働いている若い従業員の方々を見ながら、日本の有機農業を支える若者が育っていってほしいなあ、と切に願います。