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2024年8月7日午後、農畜産委員3名(職員:小泉 理事:高安、中田)で福岡自然農園を訪問しました。報告文:中田美智子
福岡自然農園三代目、代表の福岡大樹(ひろき)さんにお話をうかがいました。
世界中から研修生を受け入れている福岡自然農園。現在は、3週間以上の滞在を条件にしていて、10代から70代まで、さまざまな目的を持った人たちが集まるそうです。
先月珍しい訪問として、修学旅行で中学生たちが来られたそうです。(その学校は、自分たちで旅行日程を決めるそうです。)半日、畑見学や粘土団子のワークショップをされたそうで、生徒の意識の高さに、大樹さんは驚いていました。
そこで私たちも、粘土団子作りのほんの入り口の講義を拝聴しました。
10種類以上の種が入った粘土団子。プランターに置いてもよし、畑や庭にまくのもよし、それぞれの目的に応じて、工夫して団子作り。そして、発芽を待つ。自然に任せてみる。
「子どもたちにも体験してほしい」という大樹さんの言葉もあり、来年の「夏休みワークショップ」実現に向けて、先ずは平日にご参加可能な人たちで、「粘土団子ワークショップ in 福岡自然農園」を9月に開催する予定です。詳細は後日お知らせしますね。
甘夏畑から眺める景色。車で山の上の果樹園を案内していただきました。
「限りなく自然に近い農業をめざす」農園の光景。
三代目の壮大な夢
「現在の柑橘畑が年月を重ねて、取れ高が減ってきた後、『正信の山』のように自然に返していく環境ができていき、次世代へつないでいければと思っています。」微笑みながらも志ある語り口でした。
『正信の山』とは、大樹さんの祖父である初代、福岡正信さん(1913~2008年)が育み、暮らしていた山。正信さんが自然に戻すことを決意された後、これまでの約30年間で、ふきの畑が拡大したり、柿や栗、梨の木が育っていたり、枇杷や柑橘の木が自生して増えていく景色が見られるそうです。現在は、大樹さんたちが必要最小限のお世話をして、見守られているそうです。そんな山の景色が拡がっていくと、豊かな未来が想像できますね。
大樹さん、貴重なお話を本当にありがとうございました。
福岡自然農園は、ゆうき生協に、キウイ、グレープフルーツを出荷してくださっています。9124 甘夏ジュース、OCR 068 甘夏マーマレードもよろしく! 本物を味わえます!